Report 活動報告
Report
創立15周年記念講演会活動報告
2024.05.27「新しい時代のキャリア構築とは:田中研之輔先生の洞察」
設立15周年記念講演会に115名が参加

令和5年10月15日、NPO法人いわてキャリアコンサルタント研究会の設立15周年記念事業として、タナケン先生こと田中研之輔先生にお越しいただき、「田中研之輔先生講演会~人生100年時代のこれからの生き方~正解のない時代を生き抜く未来戦略~」を開催しました。
アイーナ804会議室で行われた講演には会員24名を含む113名の方が集い、先生のお話に耳を傾けました。それぞれに気づきと学びの多い、笑い声の絶えない良い時間となりました。
キャリアに新たな光を
「健康には気を付けるのに、キャリアについては何もしない」
先生のこの言葉に、ハッ!とさせられました。
キャリアとはこれまでの経験のすべてであり、これからを生きる羅針盤だと先生は語りました。これからを生きる未来戦略として、自己主導で柔軟にキャリアを構築する重要性を、先生は終始熱意をもって私たちに伝えてくれました。
かつて会社から与えられるものであり、外から決められる成功の基準でもあったキャリアを、これからは一人一人が「これからどうやっていくか」を考え、自分自身が心理的な成功を高められるように選択して行動していく、いわば「変幻自在」のものとしてとらえるのが「プロティアン・キャリア」の考え方です。
これまでのキャリアの視点に新しい光が当たる瞬間を感じました。
毎日を変えるキャリアの習慣
参加者全員が日々プロティアン・キャリアを実践するために、現在の自分のキャリアに点数をつけるワークを行いました。点数を高くつけた方も低くつけた方もいましたが、先生の「今週末までにあと10点上げるにはどうすればいい?」という笑顔の問いかけに、「あと10点」を見つける道筋へ、それぞれが主体的に向き合う体験をしました。
私たちは日々を過ごす中で、自分にとっての「あと10点」を考えて立ち止まる機会をこれまで得ていたでしょうか。健康な方が、怪我や病気に見舞われれば体や病を治そうとするように、キャリアについても日々これまでの取り組みを自ら見直し、修正し、変えていくことが大事なのだと気が付きました。
プロティアン・キャリアの視点では、キャリアを大きな節目で行う「祭り」にせず、毎日行わないとスッキリしないハミガキや入浴のように、日々「日常」として実行していきます。そして「なぜできないのか」と考えるのではなく、「これからどうするのか」「これから何をするのか」と考えるのが重要です。
できなかったことや間違えたことは変えられないけれど、では「これからどうしていくのか」を日々考え行なっていく。難しければ週に一度でもいい、折に触れ振り返ることが大事であり、「歯を磨くように習慣にしてみてください」と白い歯を見せた先生でした。
アイデンティティとアダプタビリティ
さらには、これからの社会を生き抜くために必要なのは、自分らしくありながら身勝手ではない「アイデンティティ」と、変化を生かす力である「アダプタビリティ」を備えることであり、これまで受け身で獲得してきた自分のキャリアを自ら考え、自ら変容させていくことが必要だと、最後まで熱意にあふれたタナケン先生の語りが印象的でした。
それぞれの気づき
来場された皆さんの中には、今回初めて「プロティアン・キャリア」という言葉を知った方も多くいらっしゃいました。多くの方が自分のこれからのキャリアと向き合う勇気や元気を手にすることができた様子で、笑い声の絶えない良い時間となりました。
講演会が終わった後も、先生と言葉を交わしたい皆さんの列はなかなか途切れず、来場された皆さんの心に起きた変化が感じられた素晴らしい講演をいただきました。講演の後、わたしたち研究会のメンバーも、先生の言葉を借りて「ハミガキしながら自分のキャリアを考えるぞ〜!」と宣言し合ったのでした。
これからも
タナケン先生、ありがとうございました!
もっともっとお聞きしたいので、ぜひまた岩手へお越しください。
そして、いわてキャリアコンサルタント研究会は、これからも有意義な講演会やイベントを企画してまいります。ご期待ください。
令和5年10月15日